おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

初めてのお出かけ

凪が産まれてひと月が経ちました。産まれたとき2,428gだった体重は3,634gになりました。たったひと月で約1.5倍にも大きくなったのです。大人の私からしたら想像もできないことです。例えば60㎏だった人がひと月後に90㎏に増えていたらびっくりでしょ。 成長…

運動のススメ

梅雨が長かったせいか、今年の夏はあっという間に終わってしまった感じです。今日もまた、やがて来るスポーツの秋に向け運動習慣のお話をしましょう。なんと言っても我々人間も動物、動いてこそ循環が促され、体のバランスが保たれるようにできています。よ…

そろそろ体を動かしてみますか

夏の終わりに体が冷えてしまったとき、体温を上げるのにはいくつかの方法があります。例えばお日様にに当たるとか、食べてエネルギーを作るとか、お風呂に入って温まるとか、上着を着て体温が逃げないようにするなどです。そしてもう一つ、真夏の暑いときに…

体も心も温める

夏休みが終わり、子ども達が学校へ通っていきます。寒さの厳しい高山村では夏休みが短く、冬休みが長いのです。刺すような日差しも和らぎ、すっかり肌寒い朝になりました。 人がホメオスタシスを保つための働きの一つに体温調節があります。体温を一定に保つ…

一緒に育ち、今を生きる

凪はスクスクと育ち、泣いたり笑ったり表情が豊かになり、手足も大きく動かすようになってきて、毎日毎日を全力で生きています。その姿を見て、親として全力で守らなければと感じます。しかし反面凪が、私たちに何か大切なことを思い出させてくれているので…

勇気を持って休んでください

子ども達が夏休み中のある日、よく来てくれる高校生の女の子から電話がかかってきました。中学生の時から何かあると、必ず自分で電話してきてくれる女の子です。以前から股関節に痛みがあって、それでも無理して部活動を続けていたら、今朝太ももの方まで痛…

夏の疲れとくつろぎの姿勢

今年の夏も厳しかったですね。来院される方もみんな、夏の疲れが姿勢やお顔の表情に出ています。調整室に入ってくる様子を観れば、その方の調子がだいたい分かります。今疲れているとこをかばう姿勢をとり、お顔にも色々なサインが出ています。入ってくるま…

夏の終わりに

標高の高い高山村の朝は、少しひんやりとするようになってきました。眠るときには暑いぐらいでも、うっかりと窓を開けっ放しにして眠ったら、朝には体が冷えてしまいます。来院される皆さんを観ても、おなかの冷えなど夏の疲れが観られる方が増えてきました…

ここはカツゴロウ王国

台風10号が今、日本海を通り過ぎています。雨模様のお盆休みも終わり、今日から営業再開です。 病院を無事退院してから、凪とお母ちゃんはしばらく実家で過ごしています。お母ちゃんがいなくてなんとなく退屈そうなクロとダイコ。そんなクロとダイコの冬毛も…

寝る子は育つ

凪は本当によく寝ます。特別ぐずることなくスヤスヤスヤスヤ寝ています。寝る子は育つと昔からいいますが、こうして寝ている間にどんどん育っていくのでしょう。子どもの発育において睡眠は重要な役割を担っています。それは脳の発達と睡眠は深く関わってい…

おなかと色々

凪は生後2週間を過ぎて、目にみえて成長してきました。出産後の生理的黄疸も消えてきて、随分と肌がきれいになってきました。 生理的黄疸はほとんどの新生児によく見られます。黄疸は血液中のビリルビン(赤血球が壊れたときにできる黄色い色素)の値が高く…

中鎖脂肪酸が発育を促す

母乳は新生児に水分と栄養を与える大切なものです。その約87%は水分で、血液を作る液体成分、血漿と同じぐらいです。夏の暑い最中に生まれた凪も、栄養だけでなく水分が不足しないように授乳には気をつけています。 分娩後5日目頃までの初乳はたんぱく質を多…

そよ風と凪

出産前後の毎日は、命そのものに強く触れる感覚で過ごすことができて幸せであり、良い経験になっています。その経験から得たものを、忘れないように少しずつ言葉にして整理していこうと思います。なぜなら、今私が治療を通して関わっている方たちも皆、胎児…

寄りそって眠る

添い寝やおんぶといった日本に古くから伝わる習慣は、子どもの触刺激を満たし、生まれたばかりの赤ちゃんにとってはとっても心地よいのです。視覚や聴覚の発達が十分でない新生児期は、触刺激が心や身体の発達に大きな影響を持ちます。この時期にしっかりス…

夕凪

暑い日が続いています。それでも標高の高い高山村では、夕暮れ時、気温が下がりホッとする時間が少しづつ早くなってきました。海辺の地域では、夕方海風から陸風に変わり、無風状態になることを夕凪と言います。群馬県には海がありませんが、暑かった昼間か…

コミュニケーションとホルモン、そして感情

人は触れ合っていてこそ生きられるのだと常々思います。そして触れ合いは刺激となって体の中に伝わりホルモンを分泌させ、そのホルモンを使って体の中では器官と器官のコミュニケーションが始まります。ある器官がホルモンを使って別な器官と連絡を取り合っ…

おっぱいとオキシトシン

皮膚や筋肉、関節へ刺激を入れることにより、反射が起き自律神経機能を変化させる一方で、内分泌機能をも変化させます。内臓調整療法師が体表から入れる刺激は、このメカニズムを基にしています。 そして、お母さんが赤ちゃんへおっぱいを与える時にもこのメ…

Loving Touch

凪が産まれて1週間が経ちました。小さな小さなその手は、まだ私の親指ほどしかありませんが、お陰様ですくすくと育っています。その成長は毎日毎日みていても飽きません。これほど劇的に変わっていくものかと、心を震わせながら見守っています。母乳を飲む量…

凸凹家族

7月29日に凪が生まれ、その名の通りその日に関東地方は梅雨が明けました。それから暑い日が毎日続いています。 我が家の留守番組はそれなりに気ままに過ごしております。朝早くからきちっと色々やってくれていたお母ちゃんがいないため、一日のスケジュール…

私がもらったもの

妊娠から出産にかけて、私もやれるだけのことはやりました。しかし、実際はそれ以上に私が妻や凪からもらったもののほうが大きように思います。 妻は本当にがんばってくれました。子どもを授かることができなくても、ずっと健康でいてくれるように色々暮らし…