おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

夏の終わりに

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標高の高い高山村の朝は、少しひんやりとするようになってきました。
眠るときには暑いぐらいでも、うっかりと窓を開けっ放しにして眠ったら、朝には体が冷えてしまいます。
来院される皆さんを観ても、おなかの冷えなど夏の疲れが観られる方が増えてきました。
夏もピークを過ぎて、ゆっくりとでも次の季節に向かっているようです。
休憩時間には、なんとなく私も温かいお茶にホッとするようになりました。

お盆休みには、普段は東京など都会で暮らしている方が、里帰りのついでに調整を受けに来てくれます。
都会のオフィスで働いている方たちも大変そうです。
外に出れば高山村とは比べものにならないぐらいの暑さで、ついつい冷たい飲み物ばかり飲んでしまって、オフィスの中ではエアコンで冷やされてしまい、冷え性の女性などは、オフィスの中では膝掛けをしたり首にスカーフを巻いたりしないと寒くて仕方がないなんて言われる方もいます。
それでは、暑い夏でもおなかはどんどん冷え切ってしまいます。

暑い夏を乗り切るためにはスタミナをつける食事も大切ですが、いつまでも暴飲暴食を繰り返していると、夏の終わりには消化器は疲れ果ててしまいます。
萎縮して冷たくなってしまったままのおなかで秋を迎えたら大変です。
そろそろ、暑いからといってお風呂をシャワーだけで済まさずに、半身浴でもいいので湯船に浸かり、冷えたおなかを温めて血流を良くしてから睡眠を取りましょう。

稲穂を実らせつつある田んぼには赤トンボが舞い始めました。
秋は思ったよりすぐそこまで来ているようです。
凪も昼間は気持ちよさそうなガーゼケットの上で手足を広げてスヤスヤと寝ています。
夜には何か掛けてあげて、少しおなかを温かくしてあげよう。

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