おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

私がもらったもの

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妊娠から出産にかけて、私もやれるだけのことはやりました。
しかし、実際はそれ以上に私が妻や凪からもらったもののほうが大きように思います。

妻は本当にがんばってくれました。
子どもを授かることができなくても、ずっと健康でいてくれるように色々暮らしを工夫してくれたのです。
長年の習慣を変えるのはそんなに簡単ではありません。
元々、一つのことを始めるのに人の何倍も時間がかかってしまう妻でした。
でも、ゆっくりゆっくり、一つ一つ取り組んでくれました。
そして、こんな幸せを届けてくれたのです。
お産後の妻の表情はたくましくも見えたほどです。

凪も今、生まれて新しい一日一日を一生懸命生きています。
その背中に触れるたびにドキッとします。
命とはこういうものなのだ。
この湧き上がるような力を抑えてしまわないように育んでいこう。

出産まで私は、過去の引き出しからやれることをやっただけです。
でもこれからは、妻や凪に負けないように一日一日を新しい気持ちで生きていこうと思います。
51歳になってこんな経験をさせてもらっているのは本当に幸せです。

naizotyosei.info