おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

縁側で二人

すっかり我が家に馴染んだ、かぎシッポのシロ。ご飯もブラッシングも全て奥さんがしているのに、何故か私にいつもくっついている。シロは少し目が不自由で視野が狭いせいか、私のそばにいると安心していられるように見える。一番新入りのくせに自由気ままに…

メンテナンスをして安全運転を

人の細胞の中にはミトコンドリアという小さなエネルギー工場があります。この細胞小器官は体のほとんどの細胞の中に平均で300から400個存在し、肝臓、腎臓、筋肉、脳など、代謝の活発な細胞には特に多く存在します。そして、その総量は全身で体重の10%も占め…

穏やかに安定した呼吸

人間の赤血球は95%〜99%の酸素を含んでいます。自律神経は血液の流れをコントロールしているとともに、体外から酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する呼吸とも深く関係しています。そして呼吸は無意識に働く自律神経が関わっているのと同時に、意識的にコント…

食の好みは犬もそれぞれ

私は「何を食べたら良いのか」というお話をするときには少し悩みます。何故なら、民族や暮らしている国や地域によって傾向はあるにしろ、何を食べたら良いのかは一人ひとり、特に腸内環境によって違うからです。一方でできるだけ食べないほうが良いものはは…

糖のやりくり

グルコース(ブドウ糖)は糖質の中でも使い勝手が良く、人体のエネルギー源となる最も基本的な物質です。グルコースは常に血中に溶けて全身を巡っていて、その濃度を血糖値と言います。血中のグルコースは、食べた物の栄養素を消化、吸収して取り入れられた…

血糖値のジェットコースター

健康に暮らすために真っ先にお勧めしたいことの一つが糖質を減らすことです。「でも、糖質はエネルギーになるから必要だって聞いたし、甘いものは良い気分転換になるんですよ。」という人もいらっしゃると思います。そしてこのような人は、甘いものを摂らな…

エネルギー回路をまわす

十分に睡眠時間をとっているのに、目が覚めてもなんとなく体が重くすぐに動き出せない。そんな人は細胞の中のエネルギー回路がうまく回っていないのかもしれません。人は活動するのに必要な栄養素を摂り、体内の科学反応によってエネルギーを作り出します。…

小さな小さな細胞を感じる

我々内臓調整療法師は体の表面から、皮膚や筋肉や骨格、そして内臓に触れることにより、体全体に起きている自律神経や循環の乱れを読み取り調整をします。医療機関で行われている画像検査や開腹手術のように直接目で観ている訳ではありません。あくまで体の…

背骨はS字カーブでバランスをとる

背骨は横から見ると適度なS字カーブを描いています。これを脊椎の生理的弯曲(S字カーブ)と言い、直立して生活している人間にとって、この生理的カーブは大切な役割を担っています。重力を分散するサスペンションの役割をし、重たい頭を支えるための筋肉の…

流れのバランス

体の中を流れる血液やリンパ液、そのバランスがその人の姿勢に大きく関わります。 全身性のうっ血の多くは老化や疲労などから起こる、心臓のポンプ作用の低下が原因です。その傾向により腹部にうっ血が起こったり、肺にうっ血が起こったりします。そして血液…

左右の肩こり左右の自律神経

あなたは左右どちらの肩がよくこりますか?利き腕と同じ側がこる人は「こちらの腕を使い過ぎたからかしら」と言い、反対側がこる人は「こちらの腕を使わないからかしら」と言います。 確かに 日常の動作や姿勢も肩こりの原因となりますが、それだけではあり…

おなかとこころはリンクする

突然襲う頭痛やめまい。そして、それにともない強い不安が襲う。何か自分がこわれてしまったかと心配になります。しかしそれらの症状は、自律神経や血液の流れなど、おなかのバランスがくずれてしまったために起きることがほとんどです。 自律神経には活動時…

ずっと痛いのに痛みどめだけ飲み続けていませんか

「もう何年も処方された痛みどめを飲んでいるだけです」 慢性の腰痛でお悩みの方からこんなご相談をいただくことがあります。ずっと痛みどめの処方以外に治療は受けていないそうです。痛みはつらいものですが、他に何か手をほどこすわけでもなく痛みどめだけ…

今から始める

「一体どのくらい早く病気は始まっていると思いますか?」「半年前でしょうか、それとも2〜3年前でしょうか?」驚くべきデータがあります。 心臓血管病は診断される20〜40年前から がんは診断される15〜20年前から アルツハイマーは診断される30〜50年前から…

ホメオスタシスと時代の変化

今日から新しい時代が始まります。そして暖かい日と肌寒い日を繰り返しながら、高山村の山々は少しづつ新緑を深めています。人々の生活環境は常に変化しているのです。その変化に対し人間は、体の中の環境をゆらぎながらもある一定の範囲に保って生きていま…