おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

そよ風と凪

出産前後の毎日は、命そのものに強く触れる感覚で過ごすことができて幸せであり、良い経験になっています。その経験から得たものを、忘れないように少しずつ言葉にして整理していこうと思います。なぜなら、今私が治療を通して関わっている方たちも皆、胎児…

寄りそって眠る

添い寝やおんぶといった日本に古くから伝わる習慣は、子どもの触刺激を満たし、生まれたばかりの赤ちゃんにとってはとっても心地よいのです。視覚や聴覚の発達が十分でない新生児期は、触刺激が心や身体の発達に大きな影響を持ちます。この時期にしっかりス…

夕凪

暑い日が続いています。それでも標高の高い高山村では、夕暮れ時、気温が下がりホッとする時間が少しづつ早くなってきました。海辺の地域では、夕方海風から陸風に変わり、無風状態になることを夕凪と言います。群馬県には海がありませんが、暑かった昼間か…

コミュニケーションとホルモン、そして感情

人は触れ合っていてこそ生きられるのだと常々思います。そして触れ合いは刺激となって体の中に伝わりホルモンを分泌させ、そのホルモンを使って体の中では器官と器官のコミュニケーションが始まります。ある器官がホルモンを使って別な器官と連絡を取り合っ…