おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

吾輩は動物である

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大寒を越え季節はいよいよ春に向かっています。高山村の陽だまりでは福寿草がお日様色に輝き始めました。立春の頃には1歳半になる凪は寒さ知らずに、子どもは風の子そのままに外で動き回っています。ついこないだ歩き始めたかと思ったら、もう1kmぐらいの散歩が一緒にできるようになりました。かく言う私も次の冬のために、薪集めに駆けずり回っています。昨年バタバタと忙しくしていたせいか暖房用の薪集めがさぼりがちになり、気がつくと薪棚が空っぽ。大変大変、薪は2〜3年乾かした頃が一番よく燃えるのですが、今から集めても1年しか乾かせません。それでもまたコツコツ集めますか。

そんな私の様子が勇ましく見えるのか楽しそうに見えるのか分かりませんが、近頃凪は私にべったりです。男の子なんだね。チェーンソーを扱ったり太い切り株を持ち上げたり、軽トラックに乗って山に行ったり、そんな側にいたいようです。手が空いたときに薪を運ぶための一輪車に乗せてあげて散歩に行くのを楽しみにしています。そう言えば私も同じだったな。小さな頃から大工の父の働くところをよく見てたっけ。棟上げで誰よりも先に積み上げた梁の上に登り大きなかけや(木槌のこと)を振るう姿をカッコいいと思ったのを覚えてる。どうやらそんな血が代々引き継がれているのか、親子3代よく動く動く。しかし、そもそも私たちは動物なのです。動いてこそ元気になるようにできているのです。

「吾輩は動物である」

凪にも動きたい衝動があることを大切にしてあげよう。私は息継ぎが下手でついつい動きすぎて疲れてしまったりどこかを痛めてしまったりします。それでも動くのは楽しい。子どもの頃のように疲れ知らずというわけにはいかないけど、ずっと動いていよう。 

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