おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

お日様ときのこ

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四つ足から二足歩行になり3ヶ月、凪は背が伸びて体重も増えてきました。何しろ動くし食べる。そして年が明けてお日様の当たる時間が長くなるにつれて、凪は好んできのこを食べるようになりました。私が鍋好きなこともあって我が家の夕食は週の半分は鍋になることがありますが、たくさんの具の中からきのこだけ選んで食べているのです。

背が伸びる、お日様、きのこ。ん?ピンと来ませんか。そう、ビタミンDです。ビタミンDはカルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに働いています。そして、人がビタミンDを得るには2つの方法があります。食べ物から摂る方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDを作ってもらう方法です。あらま不思議不思議。栄養医学を学んでいるわけでもないのに凪は分かっていらっしゃる。

でも凪や動物たちに言わせれば、「大人は何を食べれば良いか勉強しないと分かんなくなっているだけだよ。」と、笑われそうだ。そう言えば私も幼いとき、大人が美味しいから食べなさいなんて言う料理に化学調味料が入っていると吐いてしまったり、なんとなく体が欲しがる食べ物を区別していたような記憶があります。ですから私は、ちょっと前は栄養医学を、「何を食べると良いのかをいちいち考えるなんてめんどくさい。」と思ってました。その代わり自分で畑で野菜を作ったりして、できるだけ身近で採れる季節の旬を口にするようにしていました。

しかし、ここ数年はそうも言ってられません。日本の食の安全はどんどん危うくなり、気をつけていないとビタミンやミネラルが不足しがちになっているように感じるからです。それで最近は真面目に栄養医学を勉強しています。そして学んだことを、子どもや動物が本能として知っていること、季節や風土に合った日本の昔ながらの暮らしと合わせて皆さんに伝えていけたらと思っています。

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