おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

子育ての三原則

f:id:naizotyosei:20201219071642j:plain

高山村でも雪が降りました。

去年はまだおくるみの中にいた凪も初めて見る雪に大興奮で、外に連れてけと全力で泣いて訴えます。すごいエネルギーです。一方で冬至が迫る今頃は、毎年症状の重い方で治療のほうは忙しくなります。やはりお日様が照らす時間が短くなるにつれエネルギーは不足しがちになるようです。

そんな中、負けずにいつもパワフルな女性がこんなお話をしてくれました。その方は子どもに関わるお仕事をされていて、大切にしている子育ての三原則があるそうです。それは「食べる」「動く」「眠る」だそうで、これを大切にしてあげれば子育ては簡単だとお話ししてくれました。感激、私が健康を通して大切にしていることと同じです。私の場合、「食べる」「動く」「考える」と表現してたけど、成長が大切な子ども達の場合「考える=眠る」と表現するんだ。納得です。

ただその後こんなお話もしました。悲しいかな、そんな簡単なことが簡単にできない社会が進んでいる。田舎では畑を耕せばたくさんの野菜が採れるのに、それをお金にかえるとほんの少しのお金にしか返ってこなかったり、せっかく楽しい遊び場の自然があっても子どもたちは忙しくて遊んでいる時間もなかったり。中高生になれば眠る時間さえ削られていくこともある。田舎の暮らしは楽しいはずなのに苦しくなってしまう。

今朝開院前にそんな話を思い出しながら雪かきを終え、凪と朝日に光る雪を見に外へ出てみました。色々あるけど、当たり前な田舎の楽しい暮らしと子ども達の笑顔を見るために今日も元気に待ってます。だって、自然や子ども達が私に冬至でも枯れないエネルギーをくれるんです。

onaka-teate.jp