おなかにてあて

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身体は一つのユニットである

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人間の身体は、一つのユニットである。

これは、オステオパシーと内臓調整療法に共通する原則です。
しかし当院に訪れる方のお話を聞くと、医療機関で行われている治療は局所的な治療、また単器官への治療法が主体になっているように思います。

例えば、膝が痛ければ膝のレントゲンを撮り消炎鎮痛薬を処方する。
こんなパターンがほとんどです。
仮に薬以外に、膝に何らかの治療を施したとしても、それでは不十分です。
多くの場合、膝の問題には腰椎の状態が関係し、腰椎の問題には腹部の臓器の状態が関係するからです。
我々内臓調整療法師は、人間の身体は一つの単位になっていて、多くの器官が総合関係を持ち、影響を及ぼしていると考えています。

それだけではなく、身体と心も密接な関係があり、特にホルモンの分泌は精神状態の影響を強く受けます。
さらに、一つのユニットとなる我々の身体は環境の影響を受け、周りの人々とコミュニケーションを取りながら暮らしています。
その人の暮らしや周りとの関わりは、ユニットとしての身体のバランスを考えるときには非常に大切になります。
そして、近年は腸内環境とそこに常在する菌類は、その人の身体の一部と考えられています。
つまり、共存する菌類でさえユニットの一部なのです。

このように健康を捉えると、本当に多くの知識が必要となりますが、大切なのはユニットとしてのバランスです。
一部分を見過ぎたために全体のバランスを崩しては元も子もありません。
どうしても、今つらいところに意識がいってしまったり、一つのことを完璧にしたくなってしまうことがあります。
そんなときこそ、ちょっと落ち着いて深呼吸して身体を伸ばしてみてください。
身体は息を吹き返し、揺れながらまたバランスを取り始めます。

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