おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

不安と楽しみ

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結局出産までは約1ヶ月の入院となりました。
46歳という年齢での初産ですから色々心配しなくてはいけないことがあり、検査の回数も多く、ドクターやスタッフは細心の注意を払って毎日サポートしてくれました。
しかし、どうしても不安やリスクの話が増えてしまいます。
まだお腹の中にいるときの凪は、ドクターの診察が始まると、それまで元気に動いていてもピタリと動かなくなることが多かったそうです。
それだけ妻はドクターの話を聞いて不安を感じていたのでしょう。
それが凪に伝わったのです。

私もできるだけ妻の不安を和らげてあげるようできることはしてあげました。
8ヶ月に入るまでの検診で3回続けて逆子だったのですが、内臓調整療法の逆子を返す操法で見事返すことができました。
疲れや気候によって時々おなかが張るときは、肝臓の調整をしておなかの張りを和らげてあげました。
お陰で長い入院生活でしたが、結局一度も張り止めの点滴をすることなく済みました。

それに私たち夫婦は、不安やリスクで頭がいっぱいにならないようにして、楽しんで出産までを過ごせるように色々な話をしました。
そうして過ごしたいと、面談でドクターにも話してみました。
ドクターもしっかり耳を傾けてくれて、頻繁に妻の病室を訪れ優しい声をかけてくれました。
それから凪は、ドクターが来ても緊張しなくなったそうで、ドクターの前でも元気に動いて見せました。

そして、無事凪はおなかから出てきました。
これからも不安は次から次にやってくるでしょう。
しかし、生き物は不安と向かい合って進化してきました。
どうせ向かい合うんなら、家族みんなで楽しんでいようね。

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