おなかにてあて

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細胞レベルの酸化・糖化・炎症を抑える

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前回、オーソモレキュラー療法についてお話ししました。
オーソモレキュラー療法とは、栄養を補うことを通して健康を手に入れる治療で、命を支えるためのしくみホメオスタシス(恒常性)を維持するためには先ずは不足している栄養素を補いましょうというものです。

このような治療においてはまず、からだを作る一つひとつの細胞を意識することから始めなければなりません。
では健康な細胞とそうでない細胞はどのように違うのでしょうか?
その鍵を握るのが、「酸化」、「糖化」、「炎症」です。
そして、この三つの反応が起きれば起きるほど、老化が進み、健康ではいられなくなってしまいます。
今では私たちの寿命は延び続け、人生90年に手が届こうとしています。
しかし一方で、自立した生活を送れる期間「健康寿命」は、平均寿命より男性は約9年、女性は約12年も短いことが分かりました。
これは支援や介護を必要とする期間が、平均で9〜12年もあるということです。
長い人生、いつまでも元気に過ごすためには健康寿命を延ばすことが必要なのです。

では、三つの反応を簡単に説明しますね。
先ずは「酸化」です。
酸化とはからだがサビている状態だと思ってください。
雨ざらしの自転車がサビていってしまうのと同じように、細胞がサビついてしまい老化を進めてしまうのです。
そして酸化した細胞は突然変異を起こし難病の引き金になることがあります。
しかし酸化を起こすのがからだに必要な酸素なため、酸化は避けられず常に起こっています。
そのため、酸化の進行をくい止めるには植物に多く含まれる抗酸化物資を栄養として十分に摂らなくてはなりません。

次に「糖化」です。
こちらは糖とタンパク質がくっついてしまう反応です。
当然ここで関るのが糖質です。先ずは糖質の摂りすぎに気をつけなくてはなりません。
それと焦げたり高温で調理した食品です。そこに糖質とタンパク質が存在すれば糖化が起こります。
しかし、厄介なのは糖化した食べ物とは言わば旨味成分で、美味しく感じてしまうのです。
糖化した細胞が体内に蓄積されると、老化が進むだけではなく糖尿病に代表される病気のリスクが高まります。

そして糖化が酸化を呼び、酸化が糖化を促します。
二つの反応はまさに表裏一体の関係です。
これらが炎症を引き起こし、体内の細胞の働きを阻害して、その機能を低下させてしまいます。
炎症は悪いことばかりではありません。元々はからだをウイルスなどから守るための生体防御反応なのです。
しかし、ウイルスなどが無いのに炎症が勝手に起きてしまうことがあります。
現代問題となっている一つが、小麦に含まれるグルテンというタンパク質などが原因となり、腸にミクロの穴が空き、炎症を起こしてしまうリーキーガット症候群です。
腸に空いたミクロの穴から体内に炎症が広がり、免疫が暴走してしまう自己免疫疾患を引き起こしてしまうことがあります。

老化が進んだり、病気になってしまった時に、表面に出てくる症状を抑え込むだけの対処療法をしていても、根本的な栄養状態を回復させていかないと本当の意味での健康は手に入りません。
これら三つの反応については今後もう少し詳しくお話ししていきますね。

それでは、次回更新は4月16日(火)です。お楽しみに。

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