おなかにてあて

からだの声を聞き からだと向かい合い おなかにそっと 手当する そんなBLOGです

花粉症について考える

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さあ春です。
今年も福寿草の花が咲きそうです。
この冬は本当に雪が少なく、私が高山村に住み始めて雪のない地面から福寿草が顔を出すのは初めてかもしれません。

そんな春の訪れとともにニュースでは花粉症の話題が増えてきました。
きっと、花粉症に悩んだことのない私にはわからない症状のつらさがあるのでしょう。
しかし、当院に通って花粉症を克服した方もたくさんいます。

一般にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみを花粉症の4大症状と呼びます。
本来それらは異物が口、鼻、目から侵入したときに、その異物を外に追い出したり体内に入りにくくするための生体防御反応として現れます。
しかし、アレルギー反応によってそれらが過剰に発現するのが花粉症と考えられています。

ではなぜ過剰に反応してしまうのでしょうか?

一つには、春はそもそも症状が出やすいということがあります。
花粉症の4大症状はすべて副交感神経が亢進してくると起きやすい症状です。
凍てつく冬から春への移り変わりは、一年のうちでも劇的に変化するときです。
寒い冬は体温や血圧を上げるため、交感神経が亢進して代謝を上げようとします。
それが春に向かい徐々に暖かくなると、草木の芽吹きに合わせ人のからだも消化器が活動的になり副交感神経が亢進してきます。
そこで、一時的に自律神経が不安定になり過剰な反応を引き起こすことがあるのです。

しかし、症状の出る人と全く出ない人がいるのはどうしてでしょう?

それは先に説明した副交感神経の緊張が、何らかの原因により普段から強い人に起きやすいのです。
体質からどうしても副交感神経の緊張が起きやすい人もいますが、生活習慣がその緊張を起こしている可能性がある人もいます。
アレルギーに悩む多くの方を診させていただくと、栄養のバランスが悪くうまくエネルギー回路を回せていない方がいるのです。

例えば、過剰に糖質に依存しているために膵臓の緊張が強い人です。
このような人が気をつけなければいけないのは、糖質依存が進み糖尿病に移行してくると、からだが炎症状態になり交感神経が異常興奮してくるために花粉症状が出なくなるのことがあります。
若い頃花粉症に悩んだが、ある程度年をとったら症状が出なくなったという人にこのような変化が起きていることがあります。
つまり副交感神経の緊張が治ったのではなく、副交感神経も緊張していれば、それを抑えるために交感神経も興奮していて、からだ全体が炎症状態になってしまっているのです。
これは非常に危険です、炎症が長く続いたからだは細胞レベルでの変異が起きやすく、もっと難しい病気を引き起こしてしまうことがあるのです。

また症状がつらいからといって毎年毎年決まって薬を飲み続けていると、薬の影響で肝臓が疲れてしまい余計に副交感神経が緊張してしまうことがあります。
このようなケースも、仮に症状が治まっていても長期的にみると、どんどんアレルギー体質になっていってしまい年々強い薬に頼らなくていけなくなってしまいます。

つらい症状はストレスになり、誰しも逃れたいものです。
しかし、一方で根本的なからだのバランスを観ていかなければ、エネルギー不足からどんどんストレスに弱くなってしまったり、後にもっとつらい症状に襲われたりします。
ちょっと落ち着いて、自分のからだの声を聞いてあげてください。

それでは、次回更新は3月1日(金)です。お楽しみに。

naizotyosei.info