おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

今日は猫の日、猫のポーズ

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今日はニャンニャンニャンで猫の日です。
新入りシロも我家に来てから10日ほどが経ち、随分と飼い猫生活にも慣れてきたようです。
それでも時々見せる凛とした顔に、長年の(かかりつけの獣医さんが言うには推定3歳〜6歳らしい)野生生活を臭わせます。

犬2匹との共同生活はなじめないらしく、まだまだ同じ空間で過ごすのは嫌みたいで、昼間はペット用のかまくらの中で丸まって過ごしています。
しかし、たまにかまくらから出てくると必ずぐーんと腰を反らせ背伸びをします。
この猫が腰を反らせるポーズをよく見てみると、ちょうど反らせた腰のあたりに腎臓があります。
猫は他の動物に比べ腎臓の病気にかかりやすいそうです。

人間も猫と同じようにおへそより少し上の背中側に腎臓があります。
ヨガには猫のしぐさを真似した猫のポーズがあります。
そこからさらに両脚を伸ばした後屈のポーズというのがあるのですが、私は腎臓の機能が落ちて腰猫背(腰が背中側に丸まった姿勢)になっている人に、この運動をアドバイスします。

ただし内臓調整療法流にアレンジしてますけどね。
腰を急に反らせるのは腰痛を引き起こす可能性があります。
ですから、急に反らせないように息を吐きながら筋肉を緊張させないようにして、自分の体重を使って自然に腹筋に伸びがかかるようにします。
腹筋の反対側にある腎臓のあたりに軽く力がみなぎる感覚を味わいながら、強く反りすぎないように気をつけます。

ポイントはちょうど腎臓の位置の背骨の左右からそれぞれ伸びて、股関節の内側に付いている大腰筋という筋肉をうまく使うことです。
腰とともに両脚の前側を伸ばすように反ると、この大腰筋に伸びがかかります。
そして呼吸とともに少し揺さぶる感覚で腰を振動させると、この大腰筋が腎臓を力づけるように動いてくれます。

繰り返しになりますが、決してからだが力み呼吸が止まるほど反らないでください。
慢性腰痛がある方、腰椎すべり症と言われている方など腰猫背というよりは腰が反りすぎている方などはやめてください。
ヨガの現場で起きる事故も、きれいなポーズをとることに執着すると起きます。必ず自分のからだの柔軟性を感じながら、心地よさを味わってゆっくりとチャレンジしてください。

それでは、次回更新は2月26日(火)です。お楽しみに。

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