おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

そして事件は二日前に起こった…

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時々このブログに登場する我が家の2匹の犬たち
まったくそれぞれがそれぞれ 性格が違います
先住の隣町生まれのクロ(男の子)は愛嬌たっぷりだが
学習と感情のコントロールは大の苦手
遅れて遠く屋久島からやってきたダイコ(女の子)はクールで付かず離れず
警戒心は強いが 一度信頼した人にはとっても忠実
しつけに苦労したことなどありません

そして 事件は二日前に起こりました

今晩の夕食はイカのお刺身
いつもここなら届かないだろうと料理を並べているキッチンのカウンターに
いつものように置いたところに急な電話
ちょっと目を離したすきにガシャっと物音
クロの手がイカの刺身に届いてしまったのです
あわてて私が見に行くと イカの刺身は跡形もなくツマとシソの葉だけが散乱している
駆けつけた私の顔を見るなりダイコはすぐ
「いけないことをしてしまったんだ」と 察した顔
一方のクロ 私が駆けつけたことなどお構いなしで床をなめ続けている
読みの甘かった人間も悪いが これを許してはまた繰り返すと思い
「ダメっ」とクロを押さえつける
いつもなら調子よく「ごめんなさい」とばかりに私の指先を舐め出すクロだが
よほどイカが美味しかったのだろう クロの頭の中には
「なんだこの今までに食べたことのない美味しさは もっと食べたい」という感じ
勢い余って私の大切な親指をガブリ
こんなとき私の頭には幼い頃よく見たムツゴロウさんの姿が思い浮かび
痛いどころか「ここで負けてたまるか」とアドレナリン全開である
クロもクロで犬の目の玉はこんなにも飛び出すものかと思うくらい興奮気味

それから しばらく黙って私がクロの背後から押さえつけていると
少し落ちつた様子でいつものように私の指を舐め始めました
さらに落ち着かせようと ダイコも一緒にサークルに誘導
クロから手を離すとすぐに 指の痛みがズキズキと襲ってきました

サークルの中でもダイコはかわいそうなぐらい反省顔
一方クロはちょっと落ち着いたが きっとまだまだ頭の中でイカが泳いでいる感じだ
人間もちょっと落ち着こうと夕飯を済ませ 2匹をサークルから出して
一息つこうとソファーに座る
そうしたら2匹はまっしぐらに私のところにやってきて
傷ついた私の親指を舐め始めるじゃありませんか

うるうるです
命は素晴らしい

その後 クロはまたキッチンを物色してましたけどね(笑)

それでは 次回更新は11月20日(金)です お楽しみに

naizotyosei.info