おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

痛めてわかるローテーターカフのつらさ

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おはようございます。
朝から私の右肩が痛みます。

読者のみなさんを健やかにするためのこのブログがこんな出だしで申し訳ありません。
はじめてわかりました、ローテーターカフの痛みのつらさが。
ローテーターカフとは肩甲骨から起こる4つの(または5つの)筋肉が上腕骨に付着する腱のことで、肩関節がぐらつかないようにしっかりと安定させて正しい位置を保つ役割をしています。
腕を大きく使うスポーツなどでは、このローテーターカフをうまく連動して使えるかどうかがパフォーマンスの良し悪しを決めるのです。
しかし、肩関節に無理な力が加わった状態で筋肉を使うと、このローテーターカフを痛めてしまいます。

私もこの夏から少しづつ痛み始めた右肩が治らず、痛みが続いています。
痛み出した頃から、「これは長引きそうだ。」と思い、セルフメンテナンスを続けてきたので施術には問題はありませんが、普段の生活でちょっと手を伸ばして物を取ろうとしたときに激痛が走ります。

始めのうちは伸ばした筋肉が痛んだのが、最近は縮めた筋肉が痛み、残念ながらこれは症状の悪化を示しています。
筋肉は縮むのが仕事で、筋肉が起こす初期の痛みは、硬くなった筋肉が伸ばされたときに痛みを出します。
それが悪化すると、筋肉を働かせようと縮めたときに痛みを出すのです。

それに、度々このブログで伝えているように、肩を痛めたのはからだの使いすぎだけが原因ではありません。
右肩の動きを制限している内臓があり、私の場合は肝臓です。
からだは50歳にもなれば衰えを感じるところも出てきますが、その使い方は20代や30代よりむしろうまくなっています。
しかし、肝臓など血液の流れに関わる臓器は今年の厳しい夏に悲鳴をあげていたのでしょう。

しかし、過去にも色々からだを痛めたことがありますが、自分のからだを壊したときが一番勉強になります。
身をもってその痛みを感じられるからです。

しかし甘くみていました、ローテーターカフのことを。
痛めるとこんなにつらいものだとは初めて知りました。
これは黙って回復を待っても治りません。
肩関節のバランスが悪く、軽く脱臼した状態になっているのです。
伸びて劣化してしまった筋肉と、そこを無理に伸ばさなくてはいけなくなった原因の硬くなった筋肉と肝臓の緊張を考えて、トレーニングをしなくてはなりません。

まずは緊張して縮んだ筋肉をストレッチして、関節のバランスを整えます。
このとき、肝臓を中心に循環のバランスを整えるように呼吸を使います。
そしてある程度バランスがとれたら、今度は伸びて劣化した筋肉を動かしてトレーニングしなくてはなりません。
これが難しいのです。
動かし過ぎて痛みを再発しない程度に動かして、劣化した筋肉に血流を戻さなくてはなりませんが、無意識に肩を動かしていると伸びてしまった筋肉をさらに伸ばしてしまうため、場合によってはテーピングが必要となります。

治療にはトレーニングやテーピングの指導も大切です。
色々研究して、この経験を今後の治療に役立てます!

それでは、次回更新は10月12日(金)です。お楽しみに。

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