おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

海と筋肉とマグネシウムのお話

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おはようございます。

とても心地よい朝を迎えました。
私は毎朝7時に、当院の看板犬たちを連れて散歩に行きます。
標高の高い高山村ではすでに肌寒いぐらいで、無意識に深く息を吸い込んでしまいます。

さあ10月になりました。いよいよぐんまマラソンまで1ヶ月です。
ときどき、時間を作ってスロージョギング程度でトレーニングしていますが、まだまだ走り込んではいません。
というか、もしかしたら最後まで走り込まないかもしれません。
なぜなら、今回私のテーマは「力まず心地よく動く」だからです。

もっとも10㎞、1時間30分という時間制限があり、それを越えるとそこでレースが終わってしまい完走できません。
そのタイムリミットはクリアしなくてはいけませんが、とにかく苦しくて体が力んでしまわないように力を抜いて、心地よく走り通してみようと思います。

そこでまず私が試してみたのが、マグネシウムの補給です。
筋肉の収縮で中心的な役割を果たしているのはカルシウムですが、このカルシウムの働きを調節しているのがマグネシウムです。
筋肉細胞にカルシウムが入ることで筋肉の収縮は行われ、この収縮を調節しているのがマグネシウムの役目です。
ですから、マグネシウムが不足すると筋肉が痙攣したり、スポーツで足がつったりしやすくなってしまいます。

このマグネシウムが多く含まれている食べ物の一つがバナナですが、よくアスリートが試合の前にバナナを食べたりするのは、即効的なエネルギー補給もあるのですが、足をつったりすことの予防もあるのです。

また、マグネシウムは海水からとれるニガリにも多く含まれています。
そして、そもそもマグネシウムは海水に浸かるなどして皮膚から吸収するほうが、食事からとるより効率が良いのです。

残念ながら群馬県は海なし県ですが、30代から群馬で暮らし始める前はずっと海のそばで暮らしていた私です。
ときどき海が恋しくなるのは、からだがマグネシウムを欲しがっているのかどうかは定かではありませんが、年々筋肉が硬くなりやすくなってしまいました。

群馬にもマグネシウムが多く含まれている温泉もありますが、今回は市販されているエプソムソルトを使ってみることにしました。
エプソムソルトとはエプソム塩とも呼ばれる「硫酸マグネシウム」で、イングランドのエプソムという場所で発見され見た目が白く塩に似ているためその名がついたと言われています。
つまり、マグネシウムをお風呂に入れてしまおうということなのです。

使い始めたのが8月に入ってからなので、もうすぐ2ヶ月が経ちます。
筋肉の代謝(古い細胞が壊れ、また新しく細胞ができ上がるまで)は約2ヶ月ですが、効果は使い始めてすぐに感じられました。
まずは以前はよく使いすぎた腕の筋肉が夜疼いて目が覚めることが時々ありましたが、それがなくなりました。
その分日中筋肉の痛みを感じることが多いのですが、これがいやな痛みではないのです。
今までにかなり硬くなってしまった筋肉が、緩み出し修復されているために起こっている痛みだと想像しています。

ようやく1ヶ月後のレースが楽しみになってきました。
またトレーニング報告しますね。

それでは、次回更新は10月5日(金)です。お楽しみに。

naizotyosei.info