おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

炎症と免疫機能

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炎症とは何でしょうか?

炎症は傷ついた組織を修復するためのステップです
炎症に伴う発熱で代謝が促進し
傷ついた組織が、徐々に修復されるしくみになっています
それに炎症は「からだを休めて さらなる危険を避けるように」と
からだからの危険信号として痛みを起こします

通常の炎症はからだを休ませて自然治癒力をよく働かせてあげれば数日の単位で治ります
炎症が治まった後に 再発を防ぐために原因を取りのぞいておきましょう

しかし 急性の炎症にくらべ問題となるのが慢性の炎症です
代表的なのが 病原体がないのに起こる関節リウマチです
原因ははっきりと解明されていませんが 基本的に自己免疫疾患だと考えられています
関節リウマチは他の病気で入院したときなどに 症状が強くなることがあります
普段の健康な状態では表に出てこない症状が からだがバランスをくずしたときに 
免疫機能が正常に働かず症状を繰り返してしまうのです

治療には痛みを誘発するホルモンを抑制する薬が使われることがよくあります
とくに抑制する作用を強めたのがステロイド剤です
しかし いたずらに痛みを誘発するホルモンを抑制したり その活性を中和すると 
本来必要な生体の防御機構までくずしてしまい
抵抗力が弱く病気にかかりやすい人を増やしてしまう危険性があります
正常に免疫機能が働くよう からだのバランスも整えてあげてください

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