おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

気圧の変化と背骨の曲がり

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今まさに台風12号が暴風域を伴い西日本を西進しています。
群馬県北部は雨が降り続いていますが
幸い大きな被害もなく過ぎそうです。
とにかくこれから西日本で大きな被害が起こらないよう
心からお祈りしております。

台風とまでいかなくても
「今日は頭が痛いと思ったら、やっぱり低気圧が近づいているみたい。」
と、体調不良で天気をピタリと当ててしまう人がいます。

このような天気によって引き起こされる体調不良を
気象病と呼びます。

昨日は勝美内臓調整療法院でも
頭痛、腕や脚の痛み、ぜん息の発作など
急な体調不良が起きたという方が多くいました。

年々気象病の患者数は増えていると言われていますが
一方で、天気が崩れようが全く体調は変わらないという人もいます。

この差はどこから起きるのでしょうか?

気象病の引き金になるのは気圧の変化です。
変化は急なほど症状が強くなります。
主に不調を訴えるのは気圧が低下するときです。

それを内耳や末梢神経が敏感に変化を感じ取ると説明する人もいますが
体の中心でダイレクトに気圧の変化を受けているところがあります。

それは頭蓋や背骨の中で脳や脊髄神経をまとって流れている脊髄液です。
この脊髄液は呼吸に合わせて背骨の中を上ったり下がったりして流れています。
体の外の気圧が下がることにより脊髄液は逆に中から膨張するような力が働きます。

特になんらかの原因により背骨が曲がっている人は
膨張した脊髄液が脳や脊髄神経を圧迫したり
呼吸に合わせた脊髄液の流れがスムーズにいかなくなったりします。

これが元になり体調不良を引き起こすのです。

人は古来より
月の満ち欠けに合わせて体のバランスを取り、文化を作り生活してきました。
月の引力も潮の満ち引きや
人の体の約75%を占める水の圧に影響を及ぼします。

しかし
あまりに背骨が曲がっているとちょっとした気圧の変化でも
体調不良につながってしまいます。

どんなつらい症状でも
引き金を引く外の原因だけでなく
自分の体の中にある原因も整えなくてはなりません。

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