おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

汗をかき、肝臓や腸をアシストする

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体内からのデトックス(解毒)機能を高めるには先ず、体内に毒を取り込まないように安全な食事を心がけること、解毒に必要な酵素をしっかりと摂ることが大切です。そしてもう一つ大切なのは、肝臓や腸など、体がもともと持っているナチュラルデトックスシステムを強化することです。

肝臓や腸の他にナチュラルデトックスシステムの中でばかにならないのが、汗をかくことです。汗をかくことによって体内から鉛、カドミウム、ヒ素、水銀などの重金属を体外に出してくれるのです。単純に運動をしたり、ゆっくりとお風呂に入ったり、遠赤外線のサウナも効果的です。効果的な運動は汗をかくとともに、脂肪を燃焼してくれます。多くの有毒物質は脳や内臓脂肪など脂肪細胞に蓄積しやすいため、脂肪燃焼により細胞の外に出てきます。ファスティングも同じように、食べないことにより脂肪から有毒物質を出すことをねらっています。

細胞から血中に出た有毒物質は、今度は肝臓や腸が体外に出してくれます。しかし、肝臓が疲れていたり腸内環境が悪かったりすると、この作業がスムーズに進みません。すると運動やファスティングをしたためにかえって体調が悪くなってしまいます。そんな人は、焦らずゆっくりと運動やファスティングを進め、脂肪の融解を一気に行わないことが秘訣です。

そして、汗をかくことによって肝臓や腸のデトックスをアシストしてあげましょう。汗をかくことが体外へのデトックスの一部を担ってくれることにより、肝臓や腸の負担を減らすのです。もちろん、汗とともにミネラルも出てしまうので、汗をかいた分水分とミネラルの補給はしっかりと行ってくださいね。

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