おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

揺れて揺られて

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世の中がコロナコロナと騒ぎ始めて一年以上が過ぎようとしています。一体全体何が起こっているのか未だに分からないと感じることが多いですが、社会が不安定であればあるほど健康でいることが大切になると思い、ここ一年私も色々なことに取り組んできました。リアルで人に会うことが難しくなっている反面、オンラインを活用して多くの人と出会い、コラボレーションすることにより新しい動きを起こすこともできました。オンライン上でしか会ったことない人もいますが、そんな人といつかリアルでお会いできるのが楽しみでたまりません。

そんな出会いを繰り返している中で、私が考える健康、私がサポートできる健康とは何かはっきりと見えてきました。そして多くの治療スタイルがある中でどうして「自律神経を介した手あて」というスタイルを選んだのか、それはやっぱり、人は揺れているからこそ面白いからなのです。揺れる人に触れて、心地よく揺り返す。そのサイクルが心地よく回り出す瞬間がたまらないのです。

最近私より少し若い世代の人と話す機会が増えました。迷いながらも動かずにはいられず動き続ける人たちに。そんな若い人たちを見てると心配でたまらなくなることもありますが、揺れ動く衝動に素直に任せている姿は清々しくも見えます。そして、私にもそんな時がありました。自分がどう振舞えば良いのかさえ分からず、テントと寝袋だけ持って旅立った南の島で出会った在来馬、そして馬とともに暮らす生活。考える前に馬に触れ、馬にまたがり揺れて揺られる。時に馬につくし、時に馬に癒され、そして夢中で一緒に走る。そんな時があったからこそ今がある。

私はずっと揺れて揺られて生きるのが好きなのである。今は南の島の友人のもとで暮らす私の愛馬。去年は会いに行けなかったけど、今年は凪を連れて必ず会いに行こう。

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