おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

他愛もないぽかんとしたお話

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 凪は何かを運んだり、入れ物に入れたりするのが大好きです。例えばキッチンの引き出しの中の物を全部出しては食卓まで運んで、うんと背伸びしてはそこに並べてみたり、そして一通り並べてみたらまたキッチンの引き出しに戻したり、納得するまで夢中になって続けます。日中暖かい日は外に出て、植木鉢など入れ物を見つけては石を入れて集め、いっぱいになるとまた別の入れ物に集めては並べたりします。

分かるな、だって楽しそうじゃないですか。私も薪割りした薪を薪棚に並べていくのなんて楽しくてしょうがない。ついつい何度も薪棚に並んだ薪を眺めてしまいます。他にも穴を掘ったり石を並べたりするのが私にとって何にも考えずにぽかんとできる大切な時間です。きっと田舎で暮らすこんな時間が私を元気にしてくれてるのかもしれません。触れるのは薪や石ころ、土や葉っぱなどなど自然にあるものばかり、そんなものに触れて頭は空っぽ。

先日、毎週日曜朝の日課となったヨガのひと時に同じような体験をしました。シャバアーサナという仰向けで横たわるポーズをしていたときに、眠っているのとも違うぽかんとした感覚におちいったのです。その感覚がヨガの先生の声を聞きはっと意識が戻るまで続きました。普段意識をフル回転して過ごしている現代人には無意識にぽかんとできる時間はリフレッシュに必要なんですね。

あんまり他愛もないぽかんとした話をしていると、キッチンから「最後に全部片付けるのは私だよ。」と、母ちゃんの声が聞こえてきそうなので、今日のお話はこのくらいにしておきます。また会いましょう。

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