おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

季節の重なり

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季節は寒の入りを迎え大寒に向かっています。一年で一番寒い季節になりました。冬ももう少し、寒が明ける節分までの我慢です。

冬は何より体を温め、体温が下がらないようにしなければなりません。じっとしているときにも保たれる体温や血圧のことを基礎代謝と言いますが、基礎代謝は交感神経が亢進することにより高まり、夏より冬の方が高くなります。そうでなければ寒さに負けてしまうのです。それに反して消化器を亢進させる副交感神経は少し休んでしまいます。自然の流れでは冬には食べるものが少なくなるため、秋にしっかりと食べて冬には消化することよりも体を温めることを優先します。

それが春に向かうにつれて逆転し始めます。調整を受けに来てくれる皆さんの自律神経のバランスを観させていただいても、小正月の頃には多くの方が逆転し始めているのが分かります。一番冷える寒の内に交感神経がブレーキをかけ始めるのですから寒い訳です。一方で、副交感神経とともに筋肉も少しづつ力がみなぎってきます。ですから、真冬には感じなかった肩こりや頭痛が急に起きることもあります。

2月にでもなれば寒いと言ってもずいぶんと日が長くなってきたのを感じます。そのころに少しずつ動く機会を増やしていけば良いのですが、いつまでも冬眠から覚めない生活をしていると、本格的に春がやってきたときには様々な変化に体が対応できずに、人によっては花粉症などのアレルギー、重い頭痛や気分の落ち込みなどの症状に悩まされてしまいます。

季節は、節分の今日まで冬で立春の明日から春というように、この日を境に急に切り替わる訳ではないようで、少し重なり合って移ろうようです。冬の晴れ間を見つけては少しずつ体を動かして、動いたら水分も余計に摂っておきましょう。雪の下でも植物たちは少しずつ水分を吸い上げ始めています。都会では気づきにくいかもしれませんが、山村ではもうすぐフキノトウや福寿草が春の始まりを教えてくれます。

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