おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

ゆっくりいきましょう

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ここ一年ぐらい私は来てくださる方に、「あまり来ないほうがいいですよ。」と伝えることが増えました。
決してお金に不自由がなくなり、そんなに働かなくてもよくなったわけではありません。
いざと言うときには治療も大切ですが、それ以前にやはり、暮らしが大切だからです。
自分で考え、できるだけ身近で獲れるものを食べて、毎日心地よく動いて暮らす。
ほとんどの人がそれだけで健康で生きられるようにできているのです。
ただそんな当たり前のことができにくくなっているのも事実です。
何となく忙しい時代に、暮らしをゆっくり見直している暇もなく、オフィスで座って過ごす時間が長く、安全な食べ物を手に入れるのですら難しくなってしまいました。

私も、毎年毎年、健康に対する考え方が少しずつ変わってきています。
勉強したり、多くの人と情報交換したりしているのもありますが、自分自身の暮らしがゆっくりですが変わってきて、自分自身もゆっくり変わってきているからです。
そして7月の終わりに凪が産まれて、これからも変わっていくでしょう。
風が止み波が穏やかになるように、時代が変わりゆく中でも生き生きと生きてほしい。
そんな思いで名付けました。

過去には今より生きるのに大変な時代がありました。
凍つくときもあれば、日照りで草木も育たないときもあったでしょう。
私には想像もできない戦争を乗り越えて生きてきた人たちもいます。
私の両親も戦前の産まれです。
しかしそんな時代を、多くの人が今の自分を大切に生きてきて、今の私たちの暮らしがあります。

ネイティブアメリカンの人たちは、7代先のことを考えて子育てをするそうです。
それくらいゆっくりでないと、色々なことは変えるのが難しいのです。
今を大切にして、ゆっくりいきましょう。

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