おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

子として、親として

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私が毎日夢中になって治療に向かい合っていられるのは、十代の時から大工として働いていた父と、農家生まれの母が丈夫に産んで育ててくれたお陰です。
そんな二人も歳を取りました。
昔のように疲れ知らずに体を動かして働いていた時とは違い、随分と体も小さくなり、毎日をゆっくりと過ごしています。
そんな両親が心配で、つい最近までは二人の体のメンテナンスに群馬から生まれ故郷の愛知まで毎月のように通っていました。
妊娠も後期になり、さすがにしばらくはお休みです。

年老いた両親を心配する中での妊娠生活は、何か不思議な感じがします。
50歳を過ぎていれば孫がいてもおかしくない今、子として親のことを思い、これからの親としての暮らしを思う。
そんなことをじっくり考えられる歳になって子育てを始めるのもいいのかもしれない。

それでも、両親の心配ばかりではいられません。
私たち夫婦がこれからもっと長い間、健康でいなくてはいけないのだ。
私を育ててくれた両親のようにできるだろうか。
不安もあるがやってみよう。
命とは分かり易いもので、妊娠が分かってからは何か見えない力がわき上がってくる。
将来統合医療として、理路整然として医療との連携を目指す内臓調整療法師としては、そんな摩訶不思議な力に頼っていていいのかとも思うが、なぜかそれが一番確かなもののように感じます。

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