おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

光と空気

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現代生活には健康に欠かせない大切な要素が失われています。
光と空気です。
都会生活では特に、照明と空調で管理された室内で過ごす時間が長くなってしまいます。
かと言って私が住んでいる山間の村は、昔のようにお日様が登っている間は畑を耕し、日が沈めばあとは寝るだけという生活をしている人ばかりではありません。
一年中室内温度を低めに設定されたスーパーで一日中働いている人もいるし、都会と同じように一日中スマホが手放せない若者も沢山います。

光はとても大切です。
なぜなら、視覚は体内の総エネルギーの15%も必要とするのです。
目の細胞内にもエネルギー工場ミトコンドリアが存在し、自然な太陽の光を浴びることによって目のミトコンドリアのエネルギー生産は活性化され、体内の総エネルギーを無駄遣いしなくていいように助けてくれます。

しかし人工的な不自然な光ばかり浴びていると目の病気になりやすいだけではなく、エネルギーを消費するばかりになり、体全体のエネルギー不足からメンタルバランスが崩れることさえあるのです。
このような体に悪い光のことを「ジャンクライト」と言います。
ジャンクフードを食べてもエネルギーが湧かないように、ジャンクライトを浴びていてもエネルギーは湧かないのです。

もちろん空気も大切です。
エネルギーを作るためには酸素が必要なのです。
とにかく酸素はたくさん吸えばいいというものではありません。
激しいスポーツなどで沢山の酸素を吸えば、体内で毒となる活性酸素も増えてしまいます。
しかし、近年の高気密の室内で長時間過ごしていると体内に取り込める酸素が不足したり、室内で汚染された空気ばかり吸うことになります。
その上、座りっぱなしでパソコンばかりしていては大変です。
座って手先しか動かさないのは血流や呼吸が大きく制限されてしまうし、パソコンのジャンクライトを浴び続けているのですから体に良いわけがありません。

私も、仕事柄室内にいる時間が多いですが、ちょとした間には必ず外に出るようにして、深呼吸したり、緑や土をいじったりするようにしています。
そしてブログを書くためにパソコンの前に座るときも、こだわり過ぎて長時間になり過ぎないように、できるだけ30分以内には書き上げるように決めています。

現代生活は気をつけていないと、光や空気の大切ささえ忘れかけてしまいますね。
とりあえず、窓を開けて深呼吸でもしますか。

naizotyosei.info