おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

相変わらずだけど、新しい春

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さあ新年度、新学期ですね。
まだまだ高山村の朝晩は冷えますが、日中は「今日は薪ストーブ燃やさなくてもいいよね」っていう日が増えてきました。
私も何となく施術の合間に外に出たくなることが増えましたが、ただ暖かくなったせいだけでなく酸素をからだが欲しがっているのがわかります。

今年度私は、栄養医学や予防医学に力を入れて勉強しました。
それは生活習慣からでしょうか、特に若い世代の方々に根本的な代謝不良を感じていたからです。
いくら姿勢や自律神経のバランスを整えてもそれを維持できる力が弱いのです。

そして勉強するとともに、私自身の暮らしも見直してみました。
前々から感じてはいたのですが、甘いものや揚げ物が多いと体調を崩しやすく、一方で好きな食べ物は青魚や木の実、豆類など、小麦類よりはお米が好きです。
魚は大好きですが、かといって肉が嫌いなわけではありません。
卵も大好きです。

この傾向を栄養学的に解説すると
飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も、脂肪の消化は苦手ではないが、揚げ物など高温で調理して酸化した油には拒否反応が出る。
糖質をエネルギーにするよりは、脂質をしっかり燃やしながらエネルギーを作った方がからだに合っているタイプ。
と、ザックリと言えばこんな感じです。
言いかえれば、近代的な生活は苦手で自然に沿った生活を求めるタイプなのかもしれません。
確かに、都会で様々なストレスをコントロールしながらバリバリ働き、オフの日はイベントに繰り出し諸外国の様々な食べ物を楽しむ。
なんて生活は全くイメージできません。

実際、私の楽しみといえば動物、特にペットというよりは昔ながらの生活に溶け込んだ犬や馬との触れ合いです。
それに畑、それもできるだけ手を加えない自然農法。
そして山登りや素潜り、これもどちらかといえば食べ物を取りに行くのが目的です。まあ、完全に原始人ですね。
自宅が兼用となっている治療院の庭も畑があり、犬のためのドッグランがあり、これから薪割りをする丸太が転がっていて、「一体何屋さん?」て感じです。
一方、肝心な看板は控え目で小さく、分かりにくいとよく怒られます。

結局何が言いたかったかというと、こんな体質、むしろ性格なので、春になると動かずにはいられなくなり、脂肪を燃やしエネルギーを生み出すには酸素を吸わずにはいられなくなるのです。
良いんだか悪いんだか、生活習慣の細かいところは工夫できても、この大きな傾向は変えられそうにありません。
幸いなじみのクライアントさんは「先生もこの治療院もそれだから良いのよ」と、言ってくれます。
また来年度もこんな感じでいきます。

ただ、来月から以前から練っていたトレーニング事業を本格的にスタートします。
来年度は「からだを動かす」に焦点を当てて勉強してみます。
次回のブログで少しお話ししますね。

それでは、次回更新は4月2日(火)です。お楽しみに。

naizotyosei.info