おなかにてあて

からだの声を聞き からだと向かい合い おなかにそっと 手当する そんなBLOGです

くつろぎの姿勢

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もしおなかに何か異変が起こったとき、からだはそこをくつろがせようとします。

例えば、何らかの理由により静脈の流れが滞り、どこかにうっ血(静脈の血が異常に多くたまった状態)が起こると、筋肉がうっ血した部分に十分な空間を保とうと働きます。
一方で、ある臓器が痛みや異常収縮を伴うような病変を起こしたときには、その臓器をもっとしっかりと支えるようにしたり、緊張を緩和して痛みをやわらげるように筋肉が働きます。
みなさんも急におなかが痛くなって、「痛たたたた」と、背中を丸めて腹筋を縮ませた経験は一度や二度はあると思います。

これらの姿勢を我々内臓調整療法師はくつろぎの姿勢と呼び、その人が無意識に取っている姿勢を観ただけで、ある程度からだの中にどんな問題が起きているのか読み取ることができます。
それは病変とまでいかなくても、みんな少なからずかばっているところがあるので、生まれつき持っている体質やそのときの体調がわかるのです。

くつろぎの姿勢はからだを楽にしてくれるので一時的には良いことなのですが、楽だからといってその姿勢をとり続けると色々と問題が起こってきます。
よくある話で、右の腰が痛かったのをかばって歩いていたら今度は左の腰が痛くなったなんていうのはその典型です。
一時しのぎで済まさずに、ちゃんと右の腰が痛くなった原因を見つけ、取り除かなければなりません。
くつろぎの姿勢も長期にわたると関節の障害や骨の変形を起こしてしまいます。

このくつろぎの姿勢に大きく関わるのは心臓です。
全身性のうっ血の多くは老化や疲労などから起こる、心臓のポンプ作用の低下が原因となります。
その傾向により腹部にうっ血が起こったり、肺にうっ血が起こったりします。
そして血液がたまっている部分ができる反面、血液が十分に行きとどいていない部分ができてしまいます。
このアンバランスが大きなからだの歪みを作ってしまうのです。

心臓がくつろぎの姿勢の根本原因となっている場合は我々も十分に気を配り調整を行います。
根本原因が心臓だからといって弱っている心臓に鞭を打つような調整をするわけにはいかないからです。
心臓に負荷をかけている臓器がわかればその緊張をやわらげたり、ひどく体力の落ちているときには調整はバランスをとる程度にして、休息を心がけること、日々の生活で根気よく生活習慣を見直していくことなどアドバイスすることに重点をおきます。

みなさんも足を組んだり、ほおづえをつくなど無意識にとっている姿勢がありませんか。
それはどこかが疲れているサインかもしれませんよ。

それでは、次回更新は3月19日(火)です。お楽しみに。

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