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油のオススメ

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今日は油のお話をします。

私は「何を食べたら良いのか」というお話をするときには少し悩みます。何故なら、民族や暮らしている国や地域によって傾向はあるにしろ、何を食べたら良いのかは一人ひとり、特に腸内環境によって違うからです。
一方でできるだけ食べない方が良いものははっきりしています。化学物質など、体内に入ることによって本来からだが持っている機能を狂わせるものです。

そんな観点から最近私が、調整の後アドバイスとしてよくお話しすることがあります。それは油(脂肪)です。

その大きな理由が、ひとつ一つの細胞の膜は脂肪でできていることです。脂肪の質が悪いと細胞を包む膜の透過性が悪くなり、せっかくからだに合った栄養を摂っていても細胞の中に入っていかないし、一度細胞の中に入ってしまった毒素も排出することができません。
自律神経の状態を整え、その効果が細胞の一つ一つにまで及ぶように油の摂り方をお話しするのです。

それに自律神経をコントロールしている脳は、からだの中で最も脂肪が多い器官です。脳の70%が脂肪でできていると言われています。
ですから、脂肪の摂り方が悪いと自律神経はしっかりと機能しないのです。
脳の代表的な疾患である認知症やパーキンソン病なども、近代の食生活において過度の糖質依存とからだに合わない脂質の摂り方が影響しているという説を唱える人がいます。

それではどんな油を摂れば良いのか、私のお勧めを二つお話しますね。

一つは青魚に多い、オメガ3と言われる不飽和脂肪酸です。近頃よく話題になるエゴマ油や亜麻仁油も同じ種類に入ります。
特に日本人の体質に合った油で、昔の生活ではこのオメガ3が多かったのですが、現代は揚げ物などに使うオメガ6と言われるサラダ油の比率が増えたのが日本人の健康バランスを崩していると言われています。
このオメガ3の最大の欠点は酸化しやすいということです。酸化した油はむしろ毒になります。中には「オメガ3を取り続けると癌のリスクを高める」と言う方がいるのはこの点にあるのです。新鮮なものならからだに良いが、古く酸化したものは毒化するということなのです。ですから、青魚も新鮮なものを選びましょう。

もう一つ、最近の私のお気に入りでもあるMCTオイルです。特にココナッツオイル100%から中鎖脂肪酸だけを抽出したものは大好きです。
この中鎖脂肪酸は前回のブログで薪ストーブに例えて説明した、非常に熱効率の良い油です。アスリートの世界でも、持久力を上げたり、試合の中での頭の判断力を上げるのに有効だと取り入れられています。
しかし、中鎖脂肪酸を含む飽和脂肪酸はもともと動物性の脂肪に多い成分です。MCTオイルは動物性ではありませんが、動物性の脂肪を分解するのが苦手な人には向かない可能性があります。
私も日々の調整において、胆嚢の緊張が強い方や胆嚢の疾患を言われている人にはあまりお勧めしないことが多いです。消化に負担をかけるため、余計に胆嚢や胆汁を作る肝臓が疲れてしまうからです。

このように、油一つにしてもメリットとデメリットがあります。できればしっかりと体質を観た栄養指導のできる方のアドバイスを受けるのをお勧めします。また、「何を食べたら良いのか」は情報だけを鵜呑みにせず、食べた後のからだの変化も感じ取ってください。良いか悪いかの答えはその人のからだが出してくれます。

それでは、次回更新は2月15日(金)です。お楽しみに。

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