おなかにてあて

からだの声を聞き からだと向かい合い おなかにそっと 手当する そんなBLOGです

流れを保つ

f:id:naizotyosei:20190125132253j:plain

ホメオスタシスの大きな役割の一つが、一定量の血液とその流れをスムーズに保つことです。
例えば、出血を伴う傷を負ったときには、すぐさま出血を最小限に食い止めるために動脈を収縮させたり、血液を凝固させたりして体外に血液が出すぎるのを防ぎます。そして、ただ血液の量が保たれていれば良いのではなく、そのスムーズな流れによって、からだの隅々の細胞まで酸素を配らなくてはなりません。そうしなければ、あっという間に細胞は死んでしまうのです。

血液の流れを保つために、からだには様々なしくみが組み込まれています。その代表的なのが副腎です。よく血液をからだ中に配る心臓を車のエンジンに例えられますが、心臓がエンジンだとすれば、副腎はその働きを強めたり弱めたりするアクセルに例えられます。

例えば出血をともなうような危険な状態になると、副腎はアドレナリンというホルモンを分泌して出血を抑えるようにからだ中に指令を出します。
また、日常の生活においても、一日しっかりと活動できるように、特に朝コルチゾールという様々なストレスに対抗するホルモンを分泌してからだに活力を与えます。

しかし、この副腎というアクセルを踏み続けるような生活を続けていたらどうなるでしょうか。きっと心臓というエンジンは疲れ過ぎて壊れてしまうでしょう。心臓は車のエンジンのように停止して休ませておくわけにはいきません。これが胃の調子が悪いのであれば、「一食抜いて休みましょうか。」とできますが、「今日は疲れているので心臓を止めておきましょう。」とはいきませんよね。ですから、一生の間けなげに働き続ける心臓を疲れさせず、血液の流れを保つためには、アクセルを踏みすぎないということが重要になります。

現代の生活には刺激的な生活を求めアドレナリンを出し過ぎていたり、1日の生活リズムが乱れているために過剰にコルチゾールを分泌している人がいます。しかし、ホルモンというのは過剰に分泌していると、いつか枯渇して出なくなってしまいます。しかし、ホルモンの分泌とはとても意識しづらいのです。ほとんどの方が、何かしらのつらい症状に見舞われたときに初めて感じることが多いのです。しかし、つらい症状に見舞われても、ただ薬で症状だけ押さえてやり過ごしていると、やがてもっと危険なことがやってきます。それでは手遅れなのです。その前にしっかりと流れが滞った原因を振り返ってみてください。

それでは、次回更新は1月29日(火)です。お楽しみに。

naizotyosei.info