おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

寒さのピークと春の準備

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小正月も過ぎ、一年のうちで最も寒い時期、寒の内ももう少しで通り過ぎます。
周りで風邪を引いている人が多いですが、私は毎年この頃になるとからだを動かしたくてたまらなくなり、厚着をしているのが嫌になります。
そんな話をすると「この寒いときに。」と不思議がられますが、私なりに考えてみると、すでにからだの中では春の準備が始まっているのだと捉えています。
逆に考えると、冬の寒さもピークに達し、秋までに蓄えた栄養も底をつき、じっとしていてはからだを温めることができなくなる時期なのかもしれません。そうだとしても、それがスイッチとなり動きたい衝動が起きるのなら、それは春へのシフトチェンジを促しているとも考えられます。

私は風邪で寝込むということはほとんどありません。しかし、時々仕事の終わり頃に熱っぽさを感じて、代謝を上げてくれる塩分を少し余分に摂って早めに寝ることはあります。そうすれば、大概次の日の朝にはまた元気に動けます。
周りにも「もう何年も風邪を引いたことがない。」という人がいますが、そんな人は本当に丈夫で、今の生活が自分のからだに合っているか、そうでなければ周りの環境に適応する感受性が鈍っているかで、後者の場合からだを診させていただくと思いのほかバランスが悪いことがあります。

自然治癒力を大切に健康を考える人の間では、風邪は生活を改め経過を待てば、かえってからだを整えてくれるというのは定説となっていますが、からだの声を聞き、生活を改めることが前提となります。それをしようとしないのに風邪を簡単に考えるのも怖いのです。風邪はこじらせれば万病の元になります。

そろそろ自分のからだも春の支度を始め、来てくださる皆さんのからだも新たに始まる春からの過ごし方を見据えながら、色々お話しさせていただこうと思っています。このブログを読んでくれている方も良かったら参考にしてください。
くれぐれも、からだの声を聞き、生活を改め整えることが前提ですよ。
現代の生活ではそれが一番難しいのかもしれませんが、難しいからこそ一緒に考えてみましょう。

それでは、次回更新は1月22日(火)です。お楽しみに。

naizotyosei.info