おなかにてあて

勝美内臓調整療法院のBLOG お悩みの症状と自律神経のお話です

まずは肝臓を整える

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初めて内臓調整療法を学ぶとき、まず最初に学ぶのが肝臓の調整です。
肝臓はからだの中で最も大きな臓器で、大人の肝臓は体重の約50の1ほどあり、重さはおよそ1㎏〜1.5㎏あります。
そして肝臓は、人体にとって欠かせない働きをいくつも担っているため、肝臓の機能が落ちるとからだのバランスを大きく崩してしまいます。
そのため肝臓が元気であることは、すべての器官にとっても大切なことであり、我々はまず第一に肝臓について学ぶのです。

その肝臓の主な働きは4つあります。

1つ目は、私たちのからだに必要な栄養素を貯え、変化させたりすることです。
多くの食べ物はそのままではからだに吸収されません。栄養素としてからだが吸収できるように肝臓が変化させています。

2つ目は毒の中和です。
体内に入った毒物を分解し、毒のないものに変えます。

3つ目はからだを守るために免疫細胞が働くことです。
免疫細胞が活躍して、からだに入ってきた異物や有害物、古くなった赤血球を処理します。

そして4つ目は、胆汁を作ることです。
胆汁は、脂肪を消化するために必要な液体で、胆汁は、肝細胞から絶えまなく分泌されています。

前回お話しした体循環の流れの途中で、胃、腸、胆のう、膵臓、脾臓からの血液はまるで化学工場のような肝臓に流れ込み、これらの働きを経て心臓に戻っていきます。
ですから体調を崩したときには、肝臓と一緒に必ずどこかの器官に問題が起きています。

食べ過ぎていれば、胃腸とともに肝臓が疲れていたり、女性の生理のときは出血による貧血を補うために脾臓と一緒に肝臓は忙しく働き緊張しています。
肝臓は筋肉との関係も深く、筋肉が働いたときに出る乳酸の処理も行います。筋肉を使い過ぎている人は肝臓も緊張しているのです。

逆にはじめに肝臓に問題があるために、他の器官の元気もなくなることがあります。
薬に頼った治療の場合、副作用からかえってからだのバランスを崩してしまうのも、薬の成分を作用させたり、余った成分を中和するのに、肝臓に負担がかかるからです。

私も治療家になってすぐ調整の組み立てに迷ったときには、とにかく肝臓の緊張を丁寧に緩めました。
それだけでも一定の効果が出せるぐらい肝臓は大切な器官なのです。

それでは、次回更新は9月11日(火)です。お楽しみに。

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