おなかにてあて

勝美内臓調整療法院のBLOG お悩みの症状と自律神経のお話です

流れの中の引っかかりを外す

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今日は血液の流れについてのお話です。
少し難しい言葉も出てきますが、これを理解すると、一人ひとり健康になるために何をしたらよいのか考えやすくなりますので参考にしてください。

エネルギー消費の大きい哺乳類と鳥類は進化の過程で血液の流れを二つに分けました。
一つは肺を巡り、酸素を取り込み不要となった二酸化炭素を排出する肺循環(小循環)。
もう一つは取り込んだ酸素を体中に配り不要となったに二酸化炭素を集める体循環(大循環)です。
人間も、こうして循環の役割を分けることにより大量の酸素消費を可能にして体温を一定に保つ能力を得ました。

この二つの循環はどちらも心臓を経由するため、循環のどこかで流れが滞ると心臓に負担をかけてしまいます。
そして生きている限り心臓は健気に休むことなく働き続けるので、できるだけ負担をかけないようにいたわってあげなくてはなりません。
そうしなければ無理をさせればさせるほど寿命を縮めてしまうのです。

我々内臓調整療法師は背骨を整え体型の調整をするときに、固まって動きにくくなっている背骨を動くようにしてあげることをポイントにします。
この動きにくくなっている箇所をヒッチ(引っかかり)と言います。
背骨だけでなく自律神経のバランスを調整するときも、二つの大きな血液の流れの中でどこに引っかかりがあるのか見つけ、心臓への負担を取ってあげなくてはなりません。

肺循環の場合は当然肺の状態をよく観るのですが、体循環の場合は主な五つの流れに分けて観察します。それは以下の五つで、全血流量に対する割合は示した通りです。

脳を通る流れ   15%
肝臓を通る流れ  28%
腎臓を通る流れ  23%
骨格筋を通る流れ 16%
皮膚を通る流れ    9%

この五つの流れに分けて考えることで、治療のポイントや生活で気をつけることが見えてきます。

例えば全血流量の15%に上る脳の場合、考え過ぎるだけでエネルギーを消費して疲れてしまいます。
「病は気から」は本当で、健康についても考え過ぎて悩んでばかりいれば血流を悪くしてしまいます。
そこでつい考え過ぎてしまうときに、うまく気分転換をすることが効果的です。

逆に体を酷使する仕事を続けたり、スポーツでオーバートレーニングをしていると筋肉が硬くなり血液が流れにくくなってしまいます。
筋肉が硬くなると心臓だけでなく、静脈の流れに大きく関わる肝臓にも大きな負担をかけます。
体を使い過ぎた後のストレッチが有効でしょう。

その他五つの中では最も割合の低い皮膚ですが、これからやってくる秋以降、効果的な保湿をして乾燥を防いであげると毛細血管の状態がよくなり、心臓を楽にしてあげることができます。

このようにして内臓調整療法では、体調や体質を見極め、調整を施し、効果的なアドバイスをお話しします。

特にこの五つの流れの中で最も割合の高い肝臓の流れの中でバランスを崩している方が多いです。
肝臓については次回しっかりとお話ししますね。
次回更新は9月7日(金)です。お楽しみに。

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