おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

運動とおなか

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お盆も過ぎ、私は少し焦り出しました。
実は11月3日開催のぐんまマラソン10㎞にエントリーしているのですが、全くトレーニングができていないのです。
10㎞マラソンは初体験、本番まで3ヶ月を切りさすがに本格的に始めないと完走すら危うくなります。

エントリーしたのは6月、忙しい毎日を送る中で10㎞マラソンにチャレンジしようと思ったのには理由があります。
勝美内臓調整療法院には部活をがんばる子ども達からスポーツを楽しむ大人まで多くの方が通ってきてくれています。
中には本格的に試合をこなすアスリートやプロのダンサーなどもいます。
そのような方々がスポーツでのけがや腰痛などをきっかけに初診を受けられたのですが、痛みなどが取れた後も健康管理やスポーツでのパフォーマンスを上げたいと通い続けてくれています。
そんな方に調整だけでなく体の使い方をアドバイスするのに、アドバイスする本人が忙しさを言い訳に普段スポーツができていないのでは良いアドバイスができないと思ったからです。

通ってきてくれる方は元々スポーツが大好きで、競技ではそれなりに良い成績を収めている方が多いのですが、それ以上伸び悩んでいたり、けがを繰り返しているという悩みを持っています。

そんな方にはまず、少し視点を変えるようアドバイスします。トップアスリートの世界では当たり前になりつつある、体幹と自律神経の安定を基本としてトレーニングを組み直すのです。
特に自律神経については、内臓調整療法で一人ひとりの体質体調を観察した上でのアドバイスですから効果的です。

「しかし待てよ、理論は語っているけど自分で実践できるのか?」
と、ふと思ったのです。

当院に通うスポーツ好きの人にはある傾向があります。
おなかの動きが悪く、心肺機能に頼った動きをしている方が多いのです。
このような方は、20代までは疲れ知らずにスポーツができたが、30歳を過ぎた頃からスポーツだけでなく生活していても疲労感を感じるようになったり、それに伴いけがや腰痛が増えるようになったという方がいます。

外見的には怒り肩で逆三角形でいかにもアスリートといった感じなのですが
首がすくんで、筋肉質の上半身に比べおなかだけたるんでポッコリしている人もいます。

一番のポイントが呼吸にあります。とにかく横隔膜の動きが悪いのです。
何らかの原因でおなかに緊張があると、自律神経の関係で後頭部から肩にかけて筋肉が硬くなります。首がすくみ肩が持ち上がるのですが、一番首が反ってしまうところから横隔膜を動かす運動神経が出ていて、圧迫されてしまうのです。

このようなバランスになると、横隔膜の動きが悪いため余計呼吸が浅くなり、肩で呼吸するようになります。このような呼吸は心肺機能に負担をかけます。
調整によりおなかの緊張を取り、横隔膜の動きを改善させ、日々腹式呼吸により横隔膜の動きをトレーニングしてもらいます。
そして、スポーツをする時には、肩を力ませず、しっかり腹圧をかけプレイするようにアドバイスします。

さあ、今日から私もトレーニングしよう。
50歳のおじさんの奮闘記また報告しますね。
興味ない?そう言わずに聞いてください。意外とおもしろいですよ。

naizotyosei.info