おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

首はあたまとからだを結ぶ連絡通路

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昨日の話の続きで頭痛の話をする前に
首についてお話ししましょう。

「首が突っ張って痛い」
「首が痛くて動かせない」
「首がズキンズキンと痛む」
「肩こりがひどくなると首まで痛くなる」
「上を向こうとすると首に痛みが走る」
など
様々な首の症状にお悩みの方からご相談を頂きます。

首の痛みは外傷や腫瘍などの特殊な病気を別にすると、頸椎とその周囲の神経や血管の異変から起こります。

ではなぜ異変が起きるのでしょうか?

首には
無意識に内臓のバランスを取っている自律神経
呼吸に合わせて胸郭を動かす運動神経
脳に酸素や栄養を届ける血管 
など
あたまとからだを行き来する重要な神経や血管が集中しています。
そのため首には、体中の様々な異変が原因となり症状が現れるのです。

それに首は
重たい頭をしっかりと支えながらも四方を見渡すために自由に動かなくてはならず
姿勢や動きによる傾きの影響を常に受けています。

昔から「借金で首が回らない」という言い方をします。
借金のため生活に余裕がなく不安定になると、体のバランスも失われ首が動かなくなってしまう状態を言います。


首の問題を長期間放っておくと、症状が首だけでなく腕やあたまにも波及して深刻化していきます。
頭痛やめまいも
内臓や循環器のバランスがくずれ
頸椎のゆがみを作り
血流障害や神経の過緊張を起こすことが原因となることがあります。

更には、あたまとからだの連絡がうまくいかなくなるために全身に症状が及ぶことさえあり
若いときの交通事故やスポーツによるむち打ちなどの外傷も
年をとって体のゆがみが強くなってきたときに
様々な症状として出てくることがあります。

首は様々な影響を受けやすい箇所です。
症状を改善するには原因が分からなければどうしようもありません。

このくらいは大丈夫と痛み止めでしのがずに
頸椎の曲がりが癖にならないうちに
原因を探り調整するのをお勧めします。

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