おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

野球少年の話

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小学生のときから通ってくれている野球少年が
この春大学に進学して野球を続けています。
大学生になり実家から離れて寮暮らしをしている彼が
帰省して久しぶりに調整を受けに来てくれました。

スポーツ大好きの彼は
小学生のときは学校の部活ではサッカー
学校が終わると少年野球の毎日。

中学生からは野球一本にしましたが
人口の少ないこの辺りの地域では、1チーム9人を揃えるのもやっとなところもあり
ピッチャーの彼は大会があれば連投は当たり前でした。

成長期の子どもにはオーバートレーニングになっていたのでしょう
肘や腰が痛くなることが多く
寒い冬には卒業した先輩が練習に来て
ろくにウォーミングアップもしないうちに走り込みをさせて
膝を痛くしたこともありました。

それでも野球が大好きで、もっともっと上手になりたいと思う彼は
自分から調整を受けたいと母親に言って
月に一回は来てくれてました。

成長期に関節や靭帯を傷めないようにというのもありましたが
筋肉疲労も原因となり、いつも肝臓の緊張が強いので
循環器のバランスを崩さないよう内臓調整を施し
なかなかそういう訳にもいかないのが分かっていながら
「長く野球を楽しみたかったら、練習のし過ぎに気をつけて、体を休めなさい。」
と言ってあげたりしてました。

しかし今回久しぶりに診させてもらうと
高校生のときと比べ肝臓の緊張が随分と和らいでいました。

話を聞くと今までの根性筋トレと違い
大学では体重に合わせた軽い負荷で筋トレをするらしい

筋肉が変わると乳酸の処理をする肝臓の負担も減ります。
それに筋肉と肝臓はどちらも、心臓に戻る静脈血を流す役割をしています。
筋肉が柔らかく血流が良くなれば肝臓の負担は大きく減ります。

調整しながらいつも彼には
難しいかな?と思いながらも色々筋肉や内臓について話してあげてます。
選手として野球が続けられなくなっても、トレーナーなどに興味を持つこともあるかもしれないからです。

将来いつか
「先生も体の使いすぎには気をつけてくださいね。」
と注意されるのを楽しみにしています。

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