おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

アカ アオ キイロ

最近凪は「キイロ」と言えるようになりました。ひとつの言葉を覚えるとこんなにも世界は広がるのかと、黄色いものを見つけると嬉しそうに「キイロ」と指さします。 ものと色、形がつながり、それを言葉に表現して、指を差し伝える。大人が当たり前にやってい…

段々とつながっていく

このところ色んな分野のスペシャリストの方々と対談させてもらっています。私には分からないことも人の手に委ねることによって、それまでまとまりがつかず混沌としていたものが急に整い出すことがあります。そんなつながりを活かすのも私の役割です。昨夜も…

力の入れ具合

ついこの前の徒手療法のセミナーのことです。私と親子ほど年の離れた先生もいて、私が参加者の最年長。それでもまだまだ若い人たちには負けないぞと若い人とペアを組んで実技練習をしていました。 すると相手の若い人から技を受けている時に「力を抜いてくだ…

身体と心のスペースとギャップ

皆さんはスペースとかギャップという言葉を普段使いますか? 日本語に訳するとスペースとは空間と表現され、ギャップとは隙間と表現されます。空間も隙間も同じではないかと思うかもしれませんが、同じと言えば同じ、違うと言えば違うという感じでしょうか。…

身体の冬支度

今日は霜降(そうこう)。 秋の季節最後の節気で、一気に晩秋の気配が漂い始める頃と言われています。高山村はつい最近まで秋とは思えないような暑い日が続いていましたが、今週に入って急に冷たい風が吹き始めました。木々も葉を落とし、冬が近いことを感じ…

流れとリズム

我が家では鉢植えの水やりは凪の仕事です。畑に種を蒔いた後にも水やりを手伝ってくれます。犬たちや猫もいて、我が家は何かとお世話が忙しいのです。 動物も植物も、それぞれのリズムを持っていて、そのリズムを大切に生きています。そして大きな自然の流れ…

心地よい運動習慣

スポーツの秋、皆さん運動を楽しんでいますか? 勝美内臓調整療法院では調整の他に、日常生活の中でできる運動をアドバイスしています。多くの方が運動習慣が不足しているために、呼吸や循環の機能が落ちているのです。せっかく自律神経の調整を施しても、身…

秋のお色直し

秋分の日は本格的な秋の訪れを告げる日です。高山村では稲穂が黄金色に輝き、夏の日差しを浴びるために繁らせていた草木の緑は段々と薄らいできました。この日は春分の日と同様に、昼夜の長さが等しく、秋分を過ぎると次第に夜の方が長くなっていきます。こ…

おなかの疲れと頭の疲れ

長時間座って夢中になってパソコンをしていた後に立ち上がって、背中が丸まって伸ばせないなんて経験がありませんか?きっと多くの人が経験があると思います。 どうしてこうなってしまったのでしょうか。 背中を丸めた前屈みの姿勢は、肺が圧迫され、おなか…

今、育つところ

凪は股関節が引き締まり、膝にグッと力が入るようになって急に身長が3cmくらい伸びました。骨が長く伸びたというよりも、しっかり身体を支え二本脚で立てるようになったぶん身体が伸び上がったように見えます。 姿勢の変化は暮らしの何気ないところにも現れ…

下がるに気をつける

週末は雨模様、このところ急に秋の気配が深まりました。こんな時には気温が急激に下がり、体調にも大きな影響を及ぼします。皆さんどうか体調管理には十分に気をつけてください。 私も普段調整を施す時に、その人の体調を止まった状態で観るのではなく、自律…

すりむけ鼻小僧

昨日は新しく村にできたドッグランにみんなで歩いて出かけてみた 往復3km、いつもの散歩コースと違う道を歩いたら あわてて転んで顔からごっつん いつもなら泣かない凪もさすがに大泣き だけど、すぐそこのわき水でお顔を洗って一口のどを潤したら、たちまち…

残暑の頃に伸びをする

「暑さが峠を越して涼風が吹き始める頃」という意味の処暑を過ぎましたが、今朝6時に窓を開ければすぐに蒸し暑い風が入ってきます。この頃は夏バテや食中毒になりやすいので、健康管理に注意が必要な時期です。勝美内臓調整療法院にいらっしゃる方の中にも、…

虹色の長ぐつはいて、お日様色の傘さして

全国的に雨の日が続いています。凪が大人のように傘を持ちたがるので、凪にちょうどいい大きさの初めての傘を買ってあげました。いつもの虹色の長靴をはいて、ピカピカのお日様色の傘さして、ご機嫌で散歩に出かけていきます。風に吹かれて傘ごと一緒に倒れ…

秋立つ頃

今日から我が家はお盆休みです。立秋を過ぎ暦の上では秋に入りました。私が住む高山村では、雨の日の朝は肌寒く感じるぐらいです。雨続きの毎日でお家でゆっくり過ごしていますが、西日本各地で災害と隣り合わせにいる人たちのことを思うと、どうかご無事で…

十里四方の暮らし

「母から十里四方のものを食べていたら間違いないよと、よく言われていたんですよ。」 当院に長年通ってくれている70代の女性からこんなお話を聞かせてもらいました。詳しく聞いてみると、半径五里(約20㎞)の範囲で採れる食べ物を食べて生活していたら健康…

波を伝える

一昨日、凪は2歳の誕生日を迎えました。産まれてから風邪ひとつ引かずに元気に育ち、名前の通り毎日笑顔いっぱいで過ごしています。「風が止み、波が穏やかになること」そんなふうに生きてくれたらと、凪(なぎ)と名づけましたが、この2年社会はそれとは真…

くつろぎの姿勢

人はおなかに何か異変が起こった時、異変の起こったところをかばって、今一番楽な姿勢をとろうとします。例えば、何らかの理由により静脈の流れが滞り、どこかにうっ血(静脈の血が異常に多くたまった状態)が起こると、筋肉がうっ血した部分に十分な空間を…

からだの中の海

遠い遠い昔、生き物は海から生まれました。初め単純な一つの細胞でできていた生物は、水の流れの中をゆらゆらと漂って、水の流れが栄養を届けてくれて、細胞から出た不要なものを運び去ってくれるのを待って暮らしていました。海に包まれ、その環境に身を任…

汗をかき、肝臓や腸をアシストする

体内からのデトックス(解毒)機能を高めるには先ず、体内に毒を取り込まないように安全な食事を心がけること、解毒に必要な酵素をしっかりと摂ることが大切です。そしてもう一つ大切なのは、肝臓や腸など、体がもともと持っているナチュラルデトックスシス…

賦活する

おはようございます。 今朝のタイトル、「なんて読むの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。「ふかつ」または「ぶかつ」と読み、活力を与えること、活性化させることという意味です。私が行なっている内臓調整療法にも賦活法(ぶかつほう)というテクニ…

おしゃべりが大好き

凪はおしゃべりが大好き。日に日に表す言葉の種類が増えてきました。ヨチヨチと歩いたり、身体と同じぐらいの大きさの物を運んだりしていた時と同じように、全力で伝えようとするその言葉はまっすぐ私に届いてきます。 私が治療をしているクライアントさんの…

言葉を響かせるところ

「ブタさんは?」「ブーブー」 「カラスは?」「カーカー」 「クロとダイコは?」「ワンワン」 また凪がなきまね遊びをしています。そして次に自分を指差してこちらを見つめるので、私が「凪」と言ってあげるとニコッとして、今度はこちらを指差すので、「父…

寄り添うための抵抗力

先日両親の暮らす家に治療用ベッドを持ち込んで、勝美内臓調整療法院の小さな分院を作りました。クライアントさんは父と母だけ。今のところ他の方のご予約は受け付けていません。 普段私が向かい合っているクライアントさんにも、それぞれ私には視えていない…

寄り添うことを楽しむ

最近オンラインで色んなことに取り組んでいると、「あれ、一体何がしたかったんだったんだろう?」と考えこんでしまうことがあります。色んな策を練って計画してみてもうまくいかないことのほうが断然多く、根本的に思考がIT向きではないのかとがっかりする…

深い呼吸は全身を使う

勝美内臓調整療法院の施術のほとんどは呼吸に合わせて行います。基礎代謝がしっかり保たれていれば、じっとしていても安定した呼吸が行われますが、内臓や姿勢のバランスが崩れてしまうと、何気ない動きの時も呼吸と動きが合っていなかったり、息を詰めて動…

言葉が伝えるもの

散歩の途中、「カーカー」と凪が畑の中を歩いているカラスを指さして鳴き真似をしています。まだまだ言葉にならない言葉が多いですが、凪は響きを使って様々なことを伝えてくれるようになりました。誰に似たのかほんとにお喋りで、おうちで遊んでいる時なん…

触れ合ってこそ在る

今日もいつもの一日が始まりました。我が家の一日はクロ(雄犬5歳)、ダイコ(雌犬4歳)、シロ(雄猫年齢不詳かなりオジー)のご飯、排泄の処理、散歩から始まります。その他にも、私たちの家族には与那国馬のミフ(メス24歳)がいて、有機農業をしている友…

シロねこごろごろ

凪はこのごろ夜すんなり寝るようになりました。以前は眠気をこらえてでも遊び続けたがったのですが、今は「電気を消したらお休みね。」と言うと、ニコッと納得してして眠るようになったのです。そんなときシロは、私が布団に入ると必ず隣の部屋からやって来…

夜のスイッチ

先日、ヨガの先生からブラーマリー呼吸法というものを教えてもらいました。ブラーマリー呼吸法は別名ハミング呼吸法とも言い、口を閉じ、軽く上下の歯と歯の間を緩め、鼻から吸って鼻から吐く息で「ん〜」とハミングするように音を出し、頭蓋骨の内側に響か…