おなかにてあて

子どもに伝えるおなかのお話

吾輩は動物である

大寒を越え季節はいよいよ春に向かっています。高山村の陽だまりでは福寿草がお日様色に輝き始めました。立春の頃には1歳半になる凪は寒さ知らずに、子どもは風の子そのままに外で動き回っています。ついこないだ歩き始めたかと思ったら、もう1kmぐらいの散…

おなかから目覚める

おおさむこさむ、寒い寒い寒の内まっさかりですが、毎朝日課の犬たちの散歩の時間には少しだけ日の出が早くなったように感じます。お日様が長く顔出すようになったと思うだけでも気分はポカポカしてきます。春が待ち遠しいですね。 それでもあわてないあわて…

十年一昔

2021年、新しい年が始まりました。 十年前小さな村で私が始めた小さな治療院も、もうすぐ十年が経ちます。思えば十年前、私は生まれて初めて都会で暮らし、治療家としての修行をしていました。そこで東日本大震災を経験し、また群馬の小さな村に戻り開業した…

不安定だからこそ安定する

「人は不安定だからこそ安定するのである」 このような一見矛盾するような表現が、命を支えるしくみ「ホメオスタシス」を説明するときに使われます。一つにはその生体を取り囲む環境が不安定に変化するのに対し、生体が安定を求めて進化して生き残ってきたこ…